トラットリア プレッツァの美味しいお話

埼玉県久喜市でひっそりと営業しているイタリアンレストラン、トラットリア プレッツァの公式ブログ イタリアワインの完全主観的ブログや食材や料理の美味しいお話。

2015年05月

酒呑みのお供たち

 さて本日は、酒呑みのお供たちがイタリアからいらっしゃいました。


右上  Strolghino Salame di Culatello  
左上  Salame Mantovano Cascinale Bella Elisa
左下  Ubriaco di Classico
右下  Toma delle Langhe

右上のサラミは知る人ぞ知るイタリア最高級生ハムのクラテッロを作る際のトリミング材を使って作られたサラミです。
左上のマントヴァーノは非加熱の生サラミで柔らかい食感が特徴的です。
ウブリアーコはイタリア語で酔っ払ったという意味で、ヴェネト州の伝統的なチーズです。熟成したチーズをヴィナッチャ(ブドウの搾りかす)の入った木樽に入れて熟成したワインが香るチーズです。
トーマ デッレランゲは牛、羊、山羊のミルクを混ぜて作られた甘さと酸味が特徴の穏やかな味わいのチーズです。
どれもこれもワインに良く合いますよ。
それでは本日もよろしくお願いします。

緑の3重奏


栃木県産クレソンと茨城県産ルッコラ セルバチカ

本日は栃木県からクレソンと茨城県からルッコラ セルバチカが届いてます。
プレッツァではクレソンとセルバチカのサラダは度々登場しているので、
ご存知のお客様もいらっしゃると思います。この2種類の葉っぱは何を隠そう、わたくし佐藤の大好物なんです。普段あまり、一般的なサラダと呼ばれるものに食指が動きませんが(特にレタス類がメインのもの)、この2種類のように味が濃い野菜のサラダは大好きなんです。完全に私の好みです。

余談ですが、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が発表した、慢性疾患を予防する栄養素を含む食品のランキングでクレソンが100点を獲得して堂々の一位に輝いたそうです。強い抗酸化作用があり、動脈硬化や高脂血症の予防のほか、ガンや老化を防ぐ効果もあるそうです。その他、デトックス効果、貧血予防、高血圧予防、ニコチンに含まれる発ガン性物質の無毒化などに効果があるそうですよ。

本題に戻りますが、この味の濃い葉っぱに合わせるのは上質なエクストラ ヴァージン オリーブオイルです。写真の右に写っているのはヴァレンティーニのオリーブオイルです。ヴァレンティーニはワインがあまりに有名ですが、ワインと同じくらいオリーブオイルも素晴らしいんです(お値段も立派ですが)。むせるぐらいの強い香りはフルーティーで、味はまるでオリーブのジュースのようです。もったいないからやりませんがたぶん飲めます。このオイルなら。フルーティで味が濃く、スパイシーですが円みがあるのでトゲトゲしくない。なかなかありませんよ、ここまでのオリーブオイルは。イタリアで、いや世界で最高のオリーブオイルのひとつだと思います。今日はクレソンとセルバチカのサラダにヴァレンティーニのオリーブオイルを合わせてお出しします。クレソンの緑、セルバチカの緑、オリーブオイルの緑を見た目でも味でも感じるはずです。これがホントの" グリーンサラダ " じゃないでしょうか?

欠品していた短角牛、モッツァレラ ブッファラも届いてます。メバチマグロのタルタルとハマグリのパスタもご用意しております。それでは本日もよろしくお願いします!

今日のホームラン

今日もいろいろなワインが旅立って行きました。結構、遠くから来店していただいたお客様もいらっしゃいましたので、思わず気合いが入ってしまいました。


本日、旅立った主なワイン
写真左から
Erio Grasso    Barolo Ginestra Vigna Casa Mate  2007
Michele Satta    Piastraia  2006
Vie di Romans   Dis Cumieris  2011
Cantina Borzano   St. Maddalena. Sauvignon Mock  2013  
Tenuta Sant'Antonio   Soave Monte Ceriani  2013

どれも素晴らしいワインですが、今日のホームランはエリオ グラッソのバローロです。プレッツァがオープンした当時に仕入れたワインで、4年間セラーでジッとしてました。果実味をしっかり感じますが、キレイな酸がしっかりと味を引き締めて、芳醇で余韻も長く、驚くほどバランスのとれた、とてつもなく美味しいワインでした。ご馳走さまでした!



栃尾又温泉 宝巌堂

先日の休みに行ってきました、新潟県魚沼の栃尾又温泉をご紹介します。
関越自動車道小出インターから約20分走ると山間にひっそりと見えてきます。
栃尾又温泉 宝巌堂
部屋にはまだこたつが。 夜はまだ寒いです。宿の周りには残雪がありました。

栃尾又温泉は天然のラジウム泉としては日本で第二位のラジウムの含有量で、奈良時代から続く温泉です。泉温は35.4度とぬるい温泉で、加温もしない源泉かけ流し。現代人の羊水と呼ばれていて、2,3時間かけてゆっくり入ると聞いていたので、そんなに入っていられるか心配でした(私は熱めのお湯が好みなので)。

湯小屋に向かい階段を降りる
まだ降りる
まだ降りる
ようやく到着

霊泉 下の湯

風情があって、いかにも湯治場らしい湯小屋です。お湯に入ると本当にぬるい。冷たくはないんですが、ぬるいんです。これ以上温度が低かったら体が冷えて長くは入れないと思います。逆にこれ以上熱くても2,3時間入るのは無理なのかもしれません。なんとも心地よくて、途中居眠りもしながら2時間入ってました。滞在中(1泊)に計4回入りました。シェフは5回。

さて、今回のもう一つのお目当ての食事です。宿の予約を取る際に電話で、山菜はいっぱい取れてるか確認済みなので、安心して食事処に向かいます。
夜の献立
食前酒  八海山梅酒

山菜尽くし
左  こごめ (こごみ). 右  あぶらこごめ

山うどの胡麻和え
わらびの辛子酢醤油
うるい梅酢
木の芽(あけびの新芽)のおひたし
高野豆腐の含め煮
こしあぶらの塩炒め
魚沼美雪ますのカルパッチョ
山菜の天ぷら 
(根曲がり竹、よもぎ、山うど、こしあぶら)
ふきのとうおろし和え
越後牛ヒレ肉ステーキ
村上産桜鱒の塩引 (食べかけ)
魚沼産コシヒカリ、味噌汁
ヤミーさんのブルーベリーとヨーグルトのジェラート

地元の旬の素材を使った、素晴らしい料理でした。ただの田舎料理ではなく、素材の味を引き立てる繊細な味付けがみごとでした。当然ながらお米は最高に美味しかったです。ちなみに写真は撮っていませんが、地元の酒と一緒にいただいたのは言うまでもありません。

栃尾又温泉はとても静かな場所でのんびりするには最適です。お風呂に入って、昼寝して、本を読んで、散歩をして、ご飯を食べて、そんな感じで2,3日入れたら最高ですね(仕事に復帰出来なくなるかもしれませんが)。これから新緑の季節もオススメです。

魚沼食材 Part2


魚沼美雪ます

こちらもお持ち帰りしました。宿でいただきおいしかったので、宿の方に紹介してもらい、養魚場に行って分けていただきました。越後三山のきれいな水で育てられた、もちっとした歯ごたえが特徴の美雪ますです。サーモンやますの生食は苦手という方でもクセがなく、程よい脂のりで美味しく食べれると思います。こちらも今日の夜からオススメメニューでご案内します。


トラットリア プレッツァ
営業時間のご案内

Lunch 11:30~14:30
(Last order 13:45)
ランチは土曜、日曜お休み
Dinner 18:00~23:00
(Last Order 21:30)
定休日 毎週火曜日

Trattoria Purezza

埼玉県久喜市久喜中央3-9-60
0480-26-1210
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