現在、シチリアのパレルモからナポリに向けて、フェリーに乗船中です(だったのですが、その後爆睡、書き終わらずに今はトスカーナのサトゥルニアという町に宿泊中)。
さて今回はようやくイタリアシチリア編です。イスタンブールの現地時間を間違えるという信じられないトラブルをなんとか切り抜け、無事にシチリアのカターニアに到着しました。そのまま空港でレンタカーをピックアップする予定なのでレンタカーオフィスに向かいました。無事にレンタカーの受け付けを済ませたところ、受け付けのおじさんが来年の2月に日本に行くんだよ。と話しかけてきました。話しを聞くと息子さんが日本人の女性と結婚したそうです。その後いろいろと話しをして、カターニア周辺のレストラン事情を聞いて、特に魚介のおいしい店を教えてもらいました。予定が決まっていない時はいつもこの方法を使います。特にイタリアではかなり有効な手段なんです。だいたいのイタリア人はかなり詳しく教えてくれます。魚介ならあの店、肉ならこっち、内臓料理ならこの店みたいな感じで。
今回教えてもらった店はカターニアの町から車で30分ぐらいのアチレアーレという町のイル ルデーリ パノラミコというリストランテでした。レストランの住所に着いたのですが、肝心のお店が見つかりません。車を降りて探したりもしましたが見つかりません。30分から1時間近くぐるぐる探して看板を発見。お店っぽい建物も見つかったのですが、完全に真っ暗。どうやら移転したようなんです。移転先の店も見つけたのですが、なんとクローズ。シチリアの海沿いのレストランは11月はシーズンオフで休みのところが多いのはわかっていましたが、残念。今朝のイスタンブールといい、今回といい、今日はこういう日なんだと言い聞かせて、腹ぺこのまま今日の宿泊先のタオルミナに向かいました(といってもホテルの予約は車の中で取ったのですが)。ホテルにチェックインを済ませ、フロントのスタッフに今からディナーを食べれるレストランはない?と聞いたところ、ホテルの目の前にリストランテが。11時までやってるとのことなので、慌てて荷物を運び込んでレストランにダッシュしました。この時すでに10時過ぎ。しかし"リストランテ ディ ジョバンニ"のスタッフはこころ良く席に案内してくださいました。その時のオーダーがこちら。

エトナの白ワインですがお初にお目にかかります。全体的にフルーティなんですが、エトナの白らしくカチっとしたところもあり、なかなか良い感じ。

Anti pasto
スモークしたサーモン、マグロ、カジキのカルパッチョ

日本ではあまり見かけませんが、シチリアでは他の店でもスモークのカルパッチョを見かけました。スモーク加減も半生ぐらいでまぁまぁいけました。鮮度の悪い魚を生で出されるよりは数倍いいです。
Primo Piatto
魚介のリゾット

タコ、イカ、エビ、その他写真では分かりませんが、小さいアサリや正体不明の貝も入っていました。しっかりと魚介のスープで炊いた感じで美味しかったです。ただ、量が日本の倍以上あり、一食目にして早くもイタリアの洗礼を受けました。
Second Piatto
魚介のフリット

カタクチイワシ、イカ、スズキ、エビです。セモリナ粉で軽く揚がっていて、素朴な味わい。おいしくいただきましたがお腹はパンク寸前。
Dolce
レモンのソルベ
お腹はイッパイでもこれならと注文。ソルベなんですが、なめらかで不思議な食感。メレンゲでも入ってるのかな〜。とシェフと分析。

今日のディナーは半ば諦めかけていたので、お腹も満たされ満足でした。

そして最後に今日のイタリアの水です。
イタリアのレストランでは必ずミネラルウォーターの注文の有無を聞かれます。注文しなくてもいいのですが、まぁ注文しておきましょう。ガスなしの場合はNaturale(ナツゥラーレ)、ガスありの場合はFrizzante(フリッツァンテ)と答えましょう。イタリアにはラベルのデザインがなかなか良い物があるので今回イタリアで出会ったお水を毎回ご紹介します。
アクアパンナ

ガスなしの水ではイタリアの飲食店でいちばん目にする銘柄です。日本にも輸入されていますが、日本の物は瓶が透明です。ちなみにプレッツァにもありますよ〜。癖のない軟水です。

次回はタオルミナ編です。