トスカーナパンのトマトのブルスケッタ
 
今日は誰もが知ってるトマトのブルスケッタです。なんで今さらと思う方もいるでしょうが、意外に奥が深いんです。以前、トスカーナのボルゲリとセッジャーノで食べたトマトのブルスケッタがビックリするぐらい美味しかったんです。ポイントはおいしいオリーブオイルをたっぷりかけることだと、エンリコさんが言ってました(エンリコさんはイタリアの超有名シェフで今は引退してトスカーナのセッジャーノという小さい町でアグリツーリズモを経営してます)。今日は少しでもその味を再現できるように、シェフがトスカーナのパンを焼きました。


Pane Toscano  パーネ トスカーノ

パーネトスカーノは簡単に言えば、塩なしパンです。諸説あるようですが、12世紀、トスカーナのピサとフィレンツェは仲が悪く、塩の取れる海沿いのピサはフィレンツェに塩を送らなかったため、フィレンツェのパンは塩なしパンになったらしいです。このパンはトスカーナの煮込み料理やチーズ、サラミなど塩っ気の強い食べ物に良く合うんです。今回はスペルト小麦(古代小麦)の粉も使ってます。
今日はこのトスカーナパンをしっかりとグリルで焼き目をつけて、ニンニクをこすって、完熟したトマトをマリネして、タップリとトスカーナの美味しいオリーブオイルをかけてご提供します。先ほど試食しましたが、かなりうまいです!
ぜひお試しください。