久しぶりにイタリア研修のブログを更新します。前回ご紹介したエトナ山のアグリで一泊し、ランチを食べにエトナ山からネブローディ山脈のトラットリアを目指します。アグリを出発して30分ほど車を走らせると目の前に羊の大群が!
200から300匹はいるでしょうか。どこかに放牧に行く途中でしょうか?道路は完全に羊で塞がれてます。このまま10分ほど羊のお尻を見ながらゆっくりと徐行しました。山道を走ること約2時間、目的地のTrattoria Borrelloに到着です。
イタリアに行く前から行きたいと思っていたトラットリアです。実はこのトラットリアはネブローディ豚を生産する会社が運営するトラットリアなんです。ネブローディ豚は以前のブログでもご紹介しましたが、シチリアのこの地域にしかいない希少な豚なんです。プレッツァでは今年の10月からご提供していましたが、日本ではまだ知られてないと思います。一説にはイベリコ豚の原種とも言われています。
行く前に予約することも出来たのですが、まぁ山の中のトラットリアだし席数もかなりあるみたいだから大丈夫だろうと予約なしで行ったのですが、着いてみるとちょっと様子がおかしい。山道に突如、路駐の車の列が。駐車場も満車です。
こんな山の中です
Trattoria Borrello 

イヤな予感がしたのですが、2席ぐらいは空いてるだろうと店内に。店のマネージャーらしき人に聞いてみると、今日は満席とのこと。予定ではここでランチを食べた後にパレルモに向かう予定だったのですが、どうしましょう?シェフはやっぱり予約すれば良かったのに〜とお怒りモード。ここからパレルモまではおよそ2時間ちょっと。パレルモに泊まって、明日また出直すか、この近くに宿を探すか?うーん、どっちにしても効率が悪い。明日の夜にはフェリーに乗ってナポリに向かう予定なので。諦めきれずもう一度さっきのマネージャーに交渉しに店内に。席が空くまで待つから、空いたら案内してと言うと、ひとつのテーブルのお客さんの予約が3時からだから3時まででいいならOKとのこと。時計を見ると1時過ぎ。まぁイタリア人の日曜日のランチは2時間では短いのかもしれないですが、自分達はぜんぜんOKです!と大逆転で席をゲットし、おまけにシェフの機嫌も一気に回復してランチスタートです。

基本的にランチはコースでの提供のようです。イタリアでは良くあるワインも水も全部コースに含まれてます。

店内はいくつかのフロアに分かれています。多分150席ぐらいはあると思います。奥深い山の中でそれが満席になるとは、さすがイタリアです。いつものように、外国人は見あたりません。

ワインと水がすぐに出てきます。ワインはシチリアの地ブドウ、ネロダーヴォラ。
ネブローディ豚のサラミ、ラルド、生ハム、地元のチーズ 

サラミとラルドがうまい。生肉は日本に輸入され始めましたがサラミ類はまだ輸入されていません。

オリーブと野菜のマリネ

シチリアのオリーブの味付けはどこもガッツリ濃い味です。

マッシュルームとチーズのサラダ

羊のチーズが濃厚です。ルッコラがいいアクセントになってます。

自家製サルシッチャと卵のソテーと地物のキノコのフリット、スモークチーズ

キノコのフリットは食感が良く、サルシッチャは歯応えがかなりあります。味は濃厚でかなりのうまさ。

揚げパンかな?
焼きチーズ

揚げパンに付けていただきました。焼いたチーズに揚げたパンですよ。そりゃ旨いですよ。うまいけどかなりのボリューム。今、コースのどの辺でしょうか?

パスタ3種類
ネブローディ豚のラグーソース マッケローニ、キノコのフェットチーネ、トマトソースのブガッティーニ

ようやくパスタが出てきました。どれも素朴で飾らない味です。繊細な味ではないですが、美味しいです。

ポテトフライ


サラダ

ネブローディ豚と子羊のグリル、自家製サルシッチャなど

これもまたホントに素朴でシンプルな一皿でした。自慢の素材を味わってもらうためのレストランですから、これで正解ですね。


シチリア名物  サボテンの実

シチリアの秋の味です。なかなか言葉で説明するのは難しいですが、ビワと柿の中間のような味かな?甘過ぎず、美味しいですよ。今ではシチリアからイタリア中に出荷してるようです。

ヘーゼルナッツのリキュールとヘーゼルナッツの焼菓子

エスプレッソ

会計した後にバーカウンターで頂けます。それにしても食べたな〜。動きが鈍くなるぐらい満腹です。時計を見ると3時半。あら、大丈夫だったの?まぁこのへんもさすがイタリアです。レストランの隣にはお肉屋さんが併設されてます。

Suino Nero dei Nebrodi (ネブローディの黒豚)   ネブローディ豚の正式名称です。

ネブローディ豚の生ハムやカチョカバッロチーズ

ネブローディ豚のサラミ

ネブローディ豚のパンチェッタやラルド

生肉や自家製サルシッチャ

さすがに生ハムは買って帰れないので、サラミとラルドを購入しました。帰国後、お店でご提供してます。一時はどうなることかと思いましたが、心も胃袋も大満足のランチでした。

この後パレルモに到着しましたが、お昼に食べ過ぎたため、とりあえずワインバーでワインだけいただきました。
パレルモ  夜のマッシモ劇場

散歩もしたのですが、お腹が空く様子もなし。今日は食事は諦めて、明日に備えてホテルで休むことにしました。皆さんも食べ過ぎには注意しましょう。それでは今回はこの辺で。